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初めての先物取引
商品先物取引について
簡単に説明させていただきます。

商品先物取引とは
初めての先物取引は疑問がたくさん!
そんな商品先物取引について説明させていただきます!
お知りになりたい内容をクリックしてください。

▼商品先物取引はどういう仕組み?
▼どんな取引があるの?
▼株式投資と、どう違うの?


商品先物取引はどういう仕組み?
(1) あなたは20万円持っているとします。これを商品先物取引業者に預けます。

(2) 金を1枚、¥1,800/gで買ったとします。
金1枚とは、東京工業品取引所の規定により、金1kg相当の倉荷証券を購入したことになります。 先物なので、本当に購入するのは限月と呼ばれる将来の受渡月です。金の場合、6限月制で1年先の受渡し月まであります。通常は一番先の限月の取引を行います。なぜなら、その限月の取引が一番多いからです。

(3)
金の価格が上がれば、売りましょう。
売った価格と買った価格の値差が利益です。
例えば、1,800円で買った金1枚を1,850円で売れば、グラム当たり50円の利益。金1枚とは、1キログラムのことですから、損益は値差の1,000倍となります。つまり50,000円です。
金の購入価格 ¥1,800/g
金の売却価格 ¥1,850/g
差額 ¥50/g
倍率 1000倍
総利益額 ¥50,000
売買手数料 ¥10,400
ネット利益額 ¥39,600

(4) 証拠金 = この取引に必要な資金は証拠金としての75,000円です。
つまり、75,000円の資金で約4万円稼いだことになります。
金を1kg買うと、ふつうなら約180万円の資金が必要です。先物取引の場合は、証拠金取引と言って、金の場合なら75,000円の証拠金を出せば、金1kgを買う契約をしたことになります。証拠金とは、その契約を履行するための担保のようなものです。
金のように価格の単位がグラム当たりなのに対し、金1枚の取引数量が1kgと取引所が決めている場合のことを、倍率が1,000倍といいます。倍率は商品ごとに決められています。
2005年1月、手数料は自由化されました。例えば、「金」の売買に関するそれまでの公定手数料は売買ごとに片道5,200円、往復で10,400円でした。一方、すでに自由化されていたインターネットによる売買手数料は、同じ「金」の取引でも片道1,000円以下になっており、安いところでは145円というのもあります。つまり往復で290円です。この手数料は商品取引員各社によって異なりますが、対面営業でもオンライントレードでも、手数料は安くなる傾向にあります。実際の手数料は、取引をする前にそれぞれの商品取引員にご確認ください。

(5) 金の価格が下がったらどうなるでしょう?
金1枚1,800円で買った後、金の価格が1,725円になると、75,000円の損失が出ますから、証拠金の75,000円は取られて、取引は終りとなります。

(6) 追証(おいしょう)制度 = いきなり75,000円取られるかというとそうではありません。
価格が1,762円になった時、商品先物取引業者は、あなたに対して 追証(おいしょう)を請求することになっています。これは、証拠金75,000円のうち、その半分の37,500円以上の評価損失が出たので、証拠金を更に37,500円足して、75,000円に復帰させてくださいというものです。一度追証がかかって、評価損が出ますと、75,000円の取引本証拠金との差額を常に満たすだけの証拠金が必要となります。

(7) ところで、あなたの場合、追証は請求されません。
なぜなら、既に20万円の資金を業者に預けているからです。追証の請求は、あなたが行っている全ての取引の損益を通算して計算し、預り金が足りなくなった場合に請求されます。他の商品で利益が出ていて、証拠金不足になっていなければ、追証を請求されることはありません。

(8) 追証の請求があった場合。追証を払わない場合。
追証の請求があった場合、翌日の正午までに資金を振り込まないと、業者はあなたの先物ポジションを強制的に反対売買(この場合は金1枚を売り戻すこと)することが法律で許されています。全ての業者がそのルール通りに強制手しまいしてしまうわけではありませんが、追証を払わない場合は、あなたの意思に拘わらず、反対売買されても文句を言うことはできません。
業者が強制手仕舞いをしないということは、一見ありがたいと思われるかもしれませんが、それは間違いです。ますます深みにはまるというリスクがあります。追証がかかったら、自分から進んで建玉を整理しましょう。

(9) あなたが1,800円を1,770円で反対売買、つまり金1枚を売った場合の結果は以下となります。

金の購入価格 ¥1,800
金の評価価格 ¥1,770
損失 ▲¥30
倍率 1000倍
損失額 ▲¥30,000
預け金残高 20万円−3万円 = ¥170,000

(10) 金の価格はこのところ、毎月50円〜100円の幅で変動しています。
つまり、金1枚の取引で5万円〜10万円の損益を出す可能性が毎月あります。世界のファンドの資金が入ってきた最近の貴金属価格は大幅に動いており、月に数百円動くこともあります。それは1枚でも数十万円の損得が出ることを意味します。

(11) 20万円の資金を有効に!
20万円の資金で、金1枚を買うなら、資金が0円になるのは、金価格が買値より200円弱(手数料込み)まで下がった場合です。その前に情報を得て、損切りしましょう。


(12) 以上における留意点は!
預けた資金全部を証拠金として使わないこと。(リスクの限界を設ける)
追証がかかったら追証を払わずに、自らすすんで反対取引をして再度取引の内容を見直したほうが良い場合が多い。(深追いは禁物!)
大金を無くすのは、損切りできないときが多い。


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どんな取引があるの?
2005年5月1日から施行される新しい商品先物取引所法によれば、証拠金はそれぞれの受託商品取引員が独自に決定することができるようになります。実際の証拠金額は取引をする前にご確認ください。
平成17年12月現在
取引所 商品市場 商品 本証拠金 倍率
東京工業品取引所 貴金属 ¥75,000 1,000倍
¥72,000 6,000倍
白金 ¥67,500 500倍
パラジウム ¥45,000 500倍
非鉄金属 アルミニウム ¥75,000 10,000倍
ゴム ゴム ¥45,000 5,000倍
石油 原油 ¥90,000 50倍
ガソリン ¥120,000 50倍
灯油 ¥120,000 50倍
中部大阪商品取引所 軽油 ¥180,000 100倍
ガソリン ¥48,000 20倍
灯油 ¥48,000 20倍
軽油 ¥48,000 20倍
東京穀物商品取引所 穀物 大豆 ¥60,000 50倍
NON-GMO ¥12,000 10倍
大豆ミール ¥60,000 50倍
トウモロコシ ¥60,000 100倍
小豆 小豆 ¥36,000 80倍
コーヒー アラビカコーヒー ¥60,000 50倍
ロブスタコーヒー ¥60,000 50倍
砂糖 粗糖 ¥60,000 50倍
(証拠金はときどき変更になります。取引をされる前にご確認ください。)


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株式投資と、どう違うの?
(1) 空売りができる。
株式投資は基本的に現物取引であり、信用取引をしない限り、買うことでしか対処できません。したがって価格が上昇することのみを期待します。確かに、高度成長時代には右肩上がりで株価が一方的に上昇したことはあったでしょう。しかしどんな価格でも、上がれば必ず下がります。相場は上がるか下がるか波打つかの3通りです。つい最近まで、株式は長期投資なので、じっとこらえて持っていれば、必ず儲かるとい説が、『摂理』のように言われた時期がありました。しかし、それは高度成長時代という時代背景の中においてのみ、正しい理論でした。今や日本は低成長時代に入りました。どの株価も右肩上がりで上がるとは限りません。また、景気動向次第ではどんな銘柄を持っていても株価全体が上がる時期と、どんなにがんばっても株価全体が下がる時期が、交互に来ます。株式投資の場合、買うだけだから、投資したら、値上がりを待つしかありません。下がればじっと辛抱の時間が過ぎます。しかし、時間には限りがあることが問題です。買うだけで資産運用をするのは、まるで片手で自転車を運転するようなものです。できないことではないけれども、両手で運転した方が安全だし、スピードも出せます。資産の運用には、売りも買いも共に収益のチャンスがなければ、片手落ちでしょう。商品先物取引は売りからでも買いからでも取引ができます。なぜなら将来受渡しをする商品の売買の契約だからです。売り契約があっても当然でしょう。資金運用のチャンスは、誰に対しても、常にあります。

(2) 3300銘柄ある株式と10数銘柄の商品先物
証券取引をやる場合、東証第一部から始めて店頭銘柄まで、約3300銘柄の中から、値上がる株を探すことになります。一日で調べることは物理的に不可能でしょう。また、3300銘柄のすべての情報が手に入るかというと、個々の企業情報はとても少ないことに驚きます。それなのに、多くの個人投資家は、「この会社はいいぞ。今にこの株価は値上がるよ」と、さも特別な情報を知っているかのごとく、毎日ささやきあっています。証券会社の営業マンでさえも、投資企業の将来の業績をどこまで知っているか、疑問です。株価のテクニカル分析を行うにしても、3300銘柄のチャートをどうやって見ることができるのでしょうか。こうしてみると、証券の方が、プロとアマチュアの差が大きいのではないでしょうか。一方、商品の場合は、「金・銀・白金」などの貴金属、「原油・ガソリン・灯油」などの石油、「アルミニウム・ニッケル」の非鉄金属、「天然ゴム」、「大豆・トウモロコシ」などの穀物、「コーヒー、粗糖、小豆、生糸、ポテト、鶏卵」など主要銘柄は数えるほどしかありません。これらのファンダメンタル分析をするにしても、テクニカル分析をするにしても、市場の内部要因を見ることも、一般投資家が割くことのできる時間内に十分な情報を得ることができます。また、全部の商品を取引しなくても、数銘柄を分散して取引するなら、それらのチャートを毎日眺めることは可能です。

(3) 少ない資金で始められる
商品先物取引は証拠金取引です。金の現物を1kg買うためには140万円必要ですが、商品先物取引では6万円で取引できます。最近人気を集めている中部工業品取引所のガソリン取引は48,000円の証拠金を出せば1枚売買できます。ガソリン価格は一日で100円近く動くから、倍率が100倍のガソリンは一日で1万円前後の損益が生じます。48,000円が数日で倍になるか、無くなるか、という機会の提供です。株式投資には数百万円必要だが、商品先物取引は数十万円あれば、十分楽しめます。初めて商品先物取引を行われる方は、全額無くなっても支障のない程度の金額、たとえば  50万円くらいから、取引は1枚単位で行うことがお薦めです。

(4) 価格の変動が株式より激しい
商品先物取引の価格の変動は株式より激しいため、損得の決着が早く付きます。それがハイリスクな由縁です。株式投資で一つの株式銘柄だけを売買している人がいますが、彼は一年に数回取引を行うだけです。株価の変動は、ゆったりしているからです。しかし、一年に数回の取引で資産を殖やそうとすると、余程元金が大きくなければ投資効率が良くなりません。商品先物取引をしていると、株式投資は、まだるい感じがします。株式でも日計り取引はできますが、商品に比べると値動きが緩慢なため、資金量が大きくないと、一日の利益は小さくなります。東京工業品取引所の金価格は、2005年9月中旬まで1,500円台でしたが、11月から12月にかけて 高騰し、12月12日には2,155円になりました。約3ヶ月に650円値上がったわけですが、これは最低取引単位の1枚の売買で65万円の損益がでている計算です。7万5千円の証拠金で約9倍近くの損益です。更に12月13日から16日までの4日間で1,834円まで暴落しました。これは4日間で1枚当たり、32万1千円の損益がでたことになります。証拠金の4倍の損益です。100万円に対して400万円の損益が4日間で出たことになります。めったにないことですが、このように激しい動きがあるのが商品先物取引です。

(5) 株券や債券を証拠金に充用できる
商品先物取引の証拠金として、株券や債券を預けることができます。取引所が評価価格を毎月10日に発表し、掛け目が規定されています。塩漬けにした株券や金利収益の確定した国債等債券の有効利用になります。

(6) インサイダー取引が無い
商品先物取引にはインサイダー取引の規定がありません。商品の価格は全世界で取引されており、株式のように日本固有の問題ではないからでしょう。株式の場合、人間が行う企業活動の将来性などが判断の基準となります。そこには多分に人為的要素がからんできます。しかし、商品の場合、需給バランスというどちらかというと、科学的要素が主要要素となります。したがって、どんなに需給バランスなどの価格変動要因を研究しても、法律に触れることはありません。商品先物取引にインサイダー情報となるような、特殊な情報が無いかといえば、それは違います。たとえば2002年12月28日に南アのプラチナ鉱山の精錬炉が爆発しました。このニュースが報道されたのは2003年1月7日でした。たまたま正月休みだったので、ニュースは10日間関係者のみが知ることとなりました。また、その事故のインパクトがどれほどのものであるかは、内部関係者以外にはよくわかりません。南アのこの精錬炉を何度も見学したことのあるプラチナの専門家は、生産設備におけるこの設備の事故の影響が、きわめて大きいことを知っていました。彼は、社内の号外等で営業担当者や顧客にこの事実を知らしめ、友人知人にプラチナ価格は上昇すると教えて回りました。結果として3月の初めに精錬炉の修繕が完成するまで、プラチナ価格は2,100円から約2,450円まで350円上がりました。この情報に深く関与して、正しく対処した者は、1枚の取引で6万円の元手が35万円になりました。だが、それはインサイダー取引とは言われません。

(7) 株式取引の場合、株価全体に影響を与える価格変動要因があるが、商品先物取引は商品価格全体に与える要因は少ない。
証券の場合、日本の経済動向が、全体の株価に影響を与えます。個別の企業業績がたとえよくても、株価は全体の影響を受けて、どの株価も下がってしまうことがあります。だから、違う業種に投資を分散しても、実際には分散投資になかなかならないという悩みがあります。しかし、商品の場合、貴金属と穀物の価格はほとんど相関性がありません。分散投資を理論通り行い、リスクをミニマイズすることができます。輸入品の商品は一律に「為替」の影響を受けることはある。しかし、円高になれば必ずしも価格は何でも下がるかというと、そうでもないところに難しさがあります。また、最近ファンドの存在が大きくなっています。原油価格で見られるように、実際の需給バランスは必ずしもタイトではないにもかかわらず、将来足りなくなる恐れがあることに着目し、大量の資金で買い上げることにより価格が思わぬ方向に動くこともよくあります。その意味では一筋縄では捉えられない環境になってきました。



もっと詳しいことをお知りになりたい方は、『商品先物の取引 基礎知識と儲けの方法』 近藤雅世著 すばる舎発行 本体価格2,200円をご一読ください。
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